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月次決算を「続ける」と、経営の何が変わるのか

「決算は年に一度、まとめてお願いするもの」。そう考えている経営者の方は、いまも少なくありません。それ自体は間違いではありません。ただ、その進め方だと数字が手元に届くのは決算が終わったあとになります。打ち手を考えられるのは、すでに過ぎた一年について、ということになってしまいます。

数字が「過去の記録」から「判断の材料」に変わる

月次決算は、ひとことで言えば「一年分の決算を、毎月小さくやっておく」ことです。売上と経費を月内に締めて、その月の利益をその月のうちに確かめる。やっていることは決算と同じですが、出てくるタイミングがまったく違います。

先月の利益が今月わかれば、来月の判断に使えます。人を採るか、設備を入れるか、値決めを見直すか。数字が「終わったことの記録」ではなく「これから決めることの材料」になる。月次決算をおすすめしているのは、この一点に尽きます。

完璧さより、速さ

月次決算でつまずきやすいのは、正確さを求めすぎることです。細部まで詰めた数字が三か月後に出てくるより、八割の精度でも翌月に出てくるほうが、経営の役には立ちます。

もちろん決算や申告の数字は正確でなければなりません。ただ、月々の数字に求められる役割はそこではありません。方向が合っているか、想定とどれくらいズレているか。それが早くわかることのほうが、はるかに価値があります。

効いてくるのは、続けたあと

一か月目は、正直なところ「ふーん」で終わります。比べる相手がないからです。三か月続くと傾向が見えはじめ、半年続くと季節の波が読めるようになります。一年続けば、去年の同じ月と比べられる。月次決算は、続けた分だけ精度が上がっていく取り組みです。

まず、この三つから

  • 領収書と請求書を「月内に締める」場所と担当を決める
  • 通帳とクレジットカードをクラウド会計に連携して、入力そのものを減らす
  • 数字を見る日をカレンダーに固定する(毎月◯日、30分でかまいません)

最初の一歩は、完璧な仕組みをつくることではありません。毎月同じ日に、同じ数字を見る。それだけで、見えてくるものが変わります。

当事務所では、クラウド会計の導入から月次のご報告まで一貫してお手伝いしています。「うちの規模で月次決算は要るのか」というご相談からで結構です。お気軽にお問い合わせください。

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